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2026.07.14

熱中症対策で大切な事! ~「塩分を足すこと」より「暑さに負けない体づくり」~

梅雨が明けると、本格的な暑さが始まります。 この時期になると、「熱中症予防には塩分補給が大切」「塩飴を持ち歩きましょう」といった情報をよく目にします もちろん、炎天下での作業や長時間のスポーツなど、大量に汗をかく場面では、水分だけでなく塩分(ナトリウム)の補給も必要です。 しかし、「汗をかくから」という理由だけで毎日塩飴を食べたり、スポーツドリンクを飲んだりする必要がある方は、それほど多くありません。

なぜ塩分が必要なのでしょうか?
私たちが汗をかくと、水分だけでなくナトリウム(塩分)も一緒に失われます。 大量の汗をかいたあとに水だけを大量に飲むと、体液中のナトリウム濃度が低下し、体内の水分バランスが崩れてしまうことがあります。その結果、めまいやだるさ、筋肉のけいれんなどを引き起こし、熱中症のリスクが高まることがあります。 そのため、炎天下での屋外作業や長時間の運動など、大量に汗をかく場面では、水分だけでなく塩分も一緒に補給することが大切です。 しかし、多くの方は毎日の食事から必要な塩分を摂れています。 特に福島県は食塩摂取量が全国的に多い傾向があり、漬物や味噌汁、麺類など、地域に根付いた食文化もその一因と考えられています。 そのため、日常生活で少し汗をかく程度であれば、塩分が不足することは稀です。まず意識したいのは塩分を増やすことではなく、こまめな水分補給です。
「夏だから」と毎日塩飴を食べたり、スポーツドリンクを飲んだりすると、必要以上に塩分を摂取してしまうことになり、注意が必要です。

本当に大切なのは「暑さに負けない体づくり」
暑さで食欲が落ちると、食事量が減り、エネルギーやたんぱく質が不足しやすくなります。すると体力や筋力が低下し、暑さに負けやすい体になってしまいます。 また、野菜や果物に多く含まれるカリウムも、汗で失われやすいミネラルのひとつです。毎日の食事で野菜や果物を取り入れることは、水分やビタミンの補給にもつながります。
  • のどが渇く前に、こまめに水分を補給する
  • 1日3食を基本に、タンパク質をしっかり摂る
  • 野菜や果物も積極的に取り入れる
  • 大量に汗をかく場合に限り、経口補水液やスポーツドリンクなどを状況に応じて活用する

1日食塩摂取目標量 男性7.5g・女性6.5g
(日本人の食事摂取基準2025年版)
・塩飴1粒 0.1g~0.2g
・スポーツドリンク500㎖ 0.5~0.7g
・経口補水液500㎖ 1.3~1.5g

熱中症対策で大切なのは、その日の活動量や汗の量に合わせて水分と塩分を補給することです。
毎日の食事で体力を維持することが、暑さに負けない体づくりにつながります。
当院では、一人ひとりに合った栄養相談を実施しています。まずはお気軽にご相談ください。