MENU




2025.05.19

どんな病気?ー睡眠時無呼吸症候群編ー

【睡眠時無呼吸症候群とは】
主に睡眠中に空気の通り道である“上気道”が狭くなることによって無呼吸状態(10秒以上呼吸が止まること)と大きないびきを繰り返す病気のことです。比較的頻度の高い病気ですが、睡眠中の無呼吸やいびきによって良質な睡眠が妨げられ、日中の眠気による事故などにつながりやすいことが大きな問題となっています。
また睡眠中に体内の酸素量が不足しがちになることで全身のさまざまな部位に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中など命に関わる合併症を引き起こしやすくなることもわかっています。

【自覚症状】
日中の眠気や起床時の頭痛などがあげられます。また、症状が長期間にわたると日中に倦怠感を感じたり、集中力や注意力が散漫となり、居眠りなどによって思わぬ事故を起こしやすくなるとされています。

【診断】
当院では睡眠の質や睡眠中の呼吸の状態を調べる検査を行っております。無呼吸指数(AHI:睡眠1時間あたりの無呼吸および低呼吸の合計回数)を調べ、治療方針を決定します。



【治療】
CPAP(シーパップ)という装置にて治療を行います。睡眠時に鼻マスクを着用し、専用の機械で鼻から気道へ圧力をかけた空気を送り込むことにより上気道を広げ、寝ている間に気道が塞がってしまうことを防ぎ、睡眠時も呼吸が維持されるようにする治療方法です。

帝人HPより引用
 
CPAP療法開始後は、月に1度受診をして、治療効果の確認や治療を続けて行く上での問題点の評価を行います。
気になる症状がある場合は、ぜひご相談ください🙂